求人でよく見かける「ポテンシャル採用」企業が注目するポイントとは

第二新卒の皆さんが求人を探す際に「当社はポテンシャル採用を行っています」という文言を見かけることがあるでしょう。この文言にある「ポテンシャル採用」とは、具体的にどのようなことなのでしょうか。応募者にとってのメリットや、企業がポテンシャル採用を行う際に注目しているポイントをご紹介します。


ポテンシャル採用とは

ポテンシャルとは、「本来備わっている潜在力、将来性」といった意味の英語potentialから来ています。つまりポテンシャル採用とは、現時点で企業で即戦力として活躍できるほどのスキルはなかったとしても、資質や可能性を含めたその人の潜在的な能力を見定め、今後大きな成長が期待できる人材を採用し、育てていくということになります。

新卒採用でも中途採用でもない「ポテンシャル採用」がなぜ一般的になってきたかという点についてですが、長引く不況により新卒採用の枠を狭めてきた企業では、社員の年齢構成バランスが崩れ、特に20代の若手人材不足が深刻になっています。このような企業の若手社員採用ニーズも、ポテンシャル採用へとつながっているのです。


応募者にとってのポテンシャル採用のメリット

上記でみたように、ポテンシャル採用の主なターゲットは20代であり、特に第二新卒クラスが中心になっています。第二新卒の皆さんの中には「新卒のときに入りたかった企業に入れなかった」「やりたいことが変わってきたので、キャリアチェンジしたい」という方もいらっしゃると思いますが、ポテンシャル採用はこういったケースのメリットのひとつとなるでしょう。すなわち未経験の職種・業界で、通常の中途採用枠では応募が極めて難しいような企業にもチャレンジできる可能性があるのです。


ポテンシャル採用において企業が注目しているポイント

・新卒とは違う

経験やスキルが重視されるわけではないとはいえ、新卒とは明らかに違うことに注意しましょう。新卒の場合は名刺の渡し方、メールの書き方、電話の取り方などの初歩的なビジネススキルやマナーから教育することを、企業側も前提としています。しかし第二新卒クラスであれば、このあたりはできて当然と企業は考えています。社会人としての言葉遣いや最低限のマナー、コミュニケーション能力がしっかり備わっているかどうかが重要です。

・企業カラーに染まっていないかどうか

中途採用者で、1社での経験が長い方は特に「その企業のカラーに染まりすぎてしまい、新しい環境になかなか適応できない」という傾向がみられがちです。しかしポテンシャル採用であれば、社会人経験が短い分、ある特定の企業カラーに染まっていない人材と出会える可能性が高いと期待しています。新しい環境で柔軟に学び、仕事をしてもらえるのかどうかが問われているのです。

・しっかりとした自己理解と意欲の高さ

少ないながら社会人としての経験があることから、これまでに培った知識・経験が応募先の企業でどのように活かされるかと考えるかについて、しっかり整理して伝えられるかどうかが大切です。

また、今後の成長可能性を見込むために欠かせない「高い意欲」がみられるかどうかも注目しています。ただし、その意欲が自分本位になってしまっては「コミュニケーション能力」にも疑問点がつきかねます。


まとめ

ポテンシャル採用が広く行われているこの機会だからこそ、転職先を考える際はぜひ前向きに検討してみるとよいでしょう。自分自身の可能性が広がるチャンスをつかめるかもしれません。

浅賀 桃子
浅賀 桃子

慶應義塾大学卒業後、ITコンサルティング会社人事などを経てカウンセラーとして独立。2014年ベリテワークス株式会社として法人化。ビジネスパーソンのメンタル不調者やキャリアチェンジに悩む方のケアを中心に、カウンセリング実績5,000名超。予防カウンセリングに強みを持ち、ストレス・メンタルヘルス・キャリアデザインなどのセミナー多数開催。CDA登録キャリア・コンサルタント、メンタルヘルス・マネジメント検定I種、ストレスマネジメントファシリテーターなどの資格を持つ。

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