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ビジネスに雑談は必要?不要?無駄に見える会話から得られるモノ

「雑談ってめんどくさいなぁ」「何か意味があるの?」そんな風に思っている方もいらっしゃるでしょう。ビジネスは約8割が人との関わりで成り立っているといわれます。スムーズに、円滑に仕事をするために、雑談というコミュニケーションが時には必要でしょうか?

雑談は必要?不要?

雑談というと、時にプライベートなことにまで足を踏み入れることもあり、苦手意識を持っている人もいます。「聞くのもいや、聞かれるのもいや」という“ガード”をしている人もいることでしょう。ですが、人柄というものはそういった部分にこそ表れるもの。こちらから見ると仕事に厳しい人であっても、言葉の端々からやさしさを感じ取れることがあり、それをきっかけに打ち解けるというシーンに遭遇することもあります。「私たちのことを考えてくれているんだな」とわかれば、その厳しさの意味にも納得できることも。「雑談不要」と考えてしまうのは、もしかすると人と人との間に壁を設ける行為なのかもしれません。

雑談がとても大切なシーンとは?

仕事が忙しく、みんなが殺気立っているときこそ、ちょっとした気遣いを示すための雑談が必要です。全員が全員、自分の目の前のことにしか気が行かないようでは、ボタンの掛け違いから大きな問題になってしまうことがあるからです。後輩に「どう?問題ない?」「最近疲れた顔してるみたいだけど大丈夫?」と声をかけてみてください。思いやりをベースにしたちょっとした“一言会話”は、相手の心を和らげると同時に、仕事に関連する問題点を明らかにしてくれることがあります。小さな問題が大きなトラブルに発展する前に、芽をつんでおかなければなりません。

雑談が不要なケースは?

当然のことながら、雑談が不要なケースのトップにあがるのが「会議・ミーティング」です。報告や連絡を行う場面ですから、不必要な情報をその場に投げ込んではなりません。このような場では、事実とその裏づけから今後どうするかという話をするもの。「その他」の情報は不要です。ましてや一個人の感情を持ち込むべきではありません。

ですが、ひとつの仕事について語り合う中にあって、チーム全体の雰囲気をとらえ、改善すべき点があるのであれば積極的に情報提供しましょう。「誰が何を言っていた」という切り口ではなく、「これこれ、こういう事象が頻発するため、○○のように改善したいのです」という提案形式を採用してください。

大いに「雑談」すべきときは

雑談が大いに歓迎されるのは、初めて営業に出向くようなとき、もしくはインタビューなど会話が主であるときです。これは、「アイスブレイキング」とも呼ばれ、氷のようにぴんと張り詰めた空気を文字通り砕く(ブレイクする)役割を果たします。自己紹介にちょっとした小ネタを挟んだり、相手から聞き出した情報の中から話題を広げられそうなことについて質問したりすると、本題に入る前の“柔軟運動”ができるのです。

これは特に無口な方にはとても有効な方法です。時間さえ許すのなら、とことんこちらから雑談を持ちかけましょう。筆者が記者時代に、無口な職人さんにインタビューする際にはこの方法が一番効果的でした。本題に入ろうにも、なかなか口を開いてくれないときは、一緒にお茶を飲む位の心持ちで臨みました。壁にかけてある表彰状でも見つければしめたものです。「これはどんなときにもらったものですか?」「そのお仕事でご苦労された点は?」「これまでに一番楽しかったお仕事は何ですか?」と聞けば少しずつですが話が広がるのです。

会話のきっかけがつかみづらいときこそ、“前段”となる雑談が重要です。

まとめ

雑談は、お互いのプライベートな面に足を踏み入れることもありがちなため、苦手意識を持つ人も多いものです。ですが、積極的に雑談すべきシーンもあります。雑談が必要か、そうでないかの場面の見極めさえつけば大丈夫。基本は「気遣い」です。自分が気遣ってもらえたとき嬉しさを感じるように、相手もそれを求めているかもしれません。「雑談」――それは人間関係にとって、とても大切な潤滑油となってくれるのです。

佐々木 小夜子
佐々木 小夜子

大学卒業後、世の中の多くの事象に触れたいという願望から、正社員・アルバイトを問わず多くの職種を経験。その頃に得た人間観察力から、独自の“ヒト分類”を得意とする。記者5年の間にインタビュー・資料の読み解きを十八番とした。趣味は土木構造物や建築物の観察。

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