知らぬ間に「社畜」化していませんか?社畜にならないために必要な考え方とは

「社畜」という言葉が聞かれるようになりました。勤めている会社に飼いならされ、奴隷と化した会社員の状態を揶揄した言葉ですが、近年の環境変化へ対処しづらかったり、心を病んでしまったりするケースも増えてきています。普段の業務の中で「社畜」にならないために必要な考え方をご紹介します。

社畜とは

社畜とは「会社」と「家畜」から来ており、小説家・安土敏氏の造語とされています。会社の言いなりになって、辛い仕事でも、安い賃金やサービス残業であっても文句を言わない。命じられるままに従う、まさに会社に「飼われる」奴隷化された会社員の状態を揶揄した言葉です。

皆さんも、知らず知らずに社畜化していませんか?
「社畜度」をはかる簡単なチェック項目を以下に示しますので、確認してみてください。

◆社畜度チェック
□有給休暇を申請したことがない
□サービス残業は、会社のためには仕方のないことだ
□病気で休む同僚にイライラする
□上司が言うことには、どんなに間違っていると思っても従うのが部下として当然のことだ
□残業している先輩よりも先に帰る後輩はありえない
□会社の飲み会に参加することは当然だと思う
□休日出勤することを誇りに思う

この中で5つ以上あてはまるようであれば、すでに社畜予備軍であると考えられます。皆さんはいかがでしたか?

社畜になってしまうことの弊害

上司の命令は絶対。会社から言われたことには従うのが当然。このような考えで会社に尽くすことで、その会社の中では一定の評価を得られるかもしれません。しかし、今いる会社の状況がこの先ずっと変わらないとは限りません。最近のシャープや東芝の話題をみても、大企業だから安心という時代ではないことがわかります。今の会社で「当たり前」のことが、他社では「ありえないこと」であることは往々にしてありえることですが、社畜になってしまうとその視点が抜け落ちていると感じることが少なくありません。当然のようにサービス残業を強いられ、将来の安定も期待できず、毎日指示されたことを懸命にこなすばかりで不安が募り、結果的にメンタルヘルス不調に陥る人も増えています。

社畜にならないようにするために

知らぬ間に社畜化してしまわないように、意識すべき考え方を2つご紹介します。

1. 自社のことだけでなく、幅広く情報収集をする
自分がいま所属している会社特有の文化や価値観に染まりすぎてしまうと、例えば転職することになり、新しい会社で勤務するようになった時になかなか馴染むことができなくなります。会社の外に出て、積極的に交流の機会を持つことをお勧めします。会社の同僚や先輩以外の社会人と接点を持つことで、これまで疑問を持ってこなかった事柄に対して、別の視点で考えるきっかけを得ることができるでしょう。

2.自分でしっかり物事を考える
社畜になると、例えば上司から明らかに理不尽だと思われる怒られ方をされても「怒られているのは自分が悪いからなのだ」などと思考停止してしまう傾向があります。なぜ怒られているのか、そもそも怒られるべきなのかどうかなど、考えることができなくなってしまうことにより、心を病んでしまうことにもつながります。言われたことを言われたとおりに受け入れるのではなく、「本当にこのやり方でよいのか」などと一度立ち止まって考えてみることが必要です。

思考停止に追い込まれることなく、その会社でしか役に立たない人間にならないようにすること。そのためには客観的に自分と自分の今所属している会社のことを考えること。情報収集をすることで、複数の選択肢と判断基準を持てるようにすること。これらが社畜にならないために必要なのです。

浅賀 桃子
浅賀 桃子

慶應義塾大学卒業後、ITコンサルティング会社人事などを経てカウンセラーとして独立。2014年ベリテワークス株式会社として法人化。ビジネスパーソンのメンタル不調者やキャリアチェンジに悩む方のケアを中心に、カウンセリング実績5,000名超。予防カウンセリングに強みを持ち、ストレス・メンタルヘルス・キャリアデザインなどのセミナー多数開催。CDA登録キャリア・コンサルタント、メンタルヘルス・マネジメント検定I種、ストレスマネジメントファシリテーターなどの資格を持つ。

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