キャリアカウンセラーが転職初心者から受けた相談ベスト3とは?

初めて転職活動中の20代は、どんな相談を多くしていると思いますか?今回は、キャリアカウンセラーの筆者が受けた転職初心者からの相談ベスト3と、その解決策の例をご紹介しましょう。

BEST1.自分の強みがない

「仕事の経験が少ないので」「今までそんな大した仕事をやってきていないので」など不安に思っている人が本当に多いと感じます。例えば、Aさんは新卒で就職後1年ほど総務職に就いていましたが、職務経歴書に書く内容が本当にない、と悩んでいました。総務と言っても、まだ一番下の立場で、社長の運転手や、イベント運営の案内状の宛名書きなどしかやった仕事が思いつかないというのです。

<解決策>
相談を受け、入社してからどんな仕事を実施したか、努力して覚えたことや、工夫してみたことをできる限り思い出して一緒に書き出しました。そうすると、退職するときの引き継ぎで、今までマニュアルがなかった仕事の仕方について自分で引き継ぎ書を作成したことや、よく訪問する取引先数十件をできる限り早く覚え、相手の顔を見ると自分からお名前を呼んで挨拶するように工夫した、など具体的に取り組んだことを次々に思い出してきました。結果として、今まで1枚分も埋まらなかった職歴書がしっかり2枚分になり、無事書類選考を通過しました。

BEST2.向いている仕事がわからない

やりたい仕事が特にない場合、この相談から始まるケースも多くあります。Bさんは今まで不動産系会社で営業職の経験が2年ありますが、達成目標や残業が厳しくこの仕事はもうしたくない、と思っていました。しかし、他にどんな職種があるか、どういう内容なのかもわからないし、自分が何に向いているのかも自分でわからないと悩んでいました。

<解決策>
そこで、一緒にまずBさんの好きなこと、得意なことを探し、働く環境の希望についても考えていきました。話を聴くうちに、人と接することが好きで人から感謝されると嬉しいこと、顧客との会話からニーズを把握する経験を多くしていること、土日休みの仕事がよいと思っていることがわかり、条件に合う法人営業の仕事を幅広い業種で探していくことにしたのです。その結果、自分では考えたことがなかった製造メーカーの営業職の内定を得ることができました。

BEST3.面接が苦手、どうしたら緊張しないか

3つ目は、面接に呼ばれた20代から非常に多く聞かれる相談です。相談に来たCさんは、面接の練習として質問に対して答えてもらうと本当に話が止まってしまい、沈黙が長く続いてしまう人でした。

<解決策>
どうしたらよいか悩んでいたので、次のようなアドバイスをしました。

➀よくされる質問についてどう答えるか、答えを具体的に書いて整理、口頭でも話す練習をしておこう。

②家族や友人など年上の人に面接官役になってもらい、練習しよう。

③なるべく多くの求人に応募し、書類選考に通過したら、第一志望の企業でなくても実践練習だと思って積極的に面接を受けてみよう。

④面接当日は、朝大きな声で挨拶や発声の練習をしてから行こう。

⑤何でもいいので自分がとても上手くいった時のことを鮮明に思い出し、大きく6回以上深呼吸をしてから会場に行こう。

Cさんは以前よりも大分話せるようになり、何度も面接を経験した後、無事内定を勝ち取ることができました。

まとめ

いかがでしたか?ベスト3の相談、いずれも皆さんが不安に思うことが多い内容なのではないでしょうか。悩んでいる時、本人はどうしてもそこだけにフォーカスして周りが見えなくなりがちです。そんな時は、少し視点を広げて色々な角度から考えていくと解決策が発見しやすくなるものです。時には第三者の意見を聞いてみるのも役に立つのではないでしょうか。

渡部 幸
渡部 幸

キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、全米NLP協会認定トレーナー、コーチ。アクトクリア代表。青山学院大学卒業後、営業統括、アパレル業人事マネージャーなどを経て独立。就職・転職相談、企業内での相談、企業研修、キャリアデザイン、コミュニケーション力などのセミナーで支援した人はのべ45,000人にのぼる。自身の転職や離婚、不妊治療などの経験も糧に、心理学等のスキルを活用し、モチベーションを保ちながらやりたい仕事を達成する支援力が強み。著書『1週間で面接に自信がつく本(ナツメ社)』『採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する(KADOKAWA)』他。

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