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転職先選択の決め手に?企業の社風の見極め方

皆さんが転職を考える際、企業の「社風」について考慮していますか?業務内容や給与などの条件面は問題ないと思って入社したが、会社の雰囲気・社風になじめずに結局短期間で辞めることになってしまった、という事例は少なくありません。転職先選択の決め手となり得る、企業の社風が自分に合っているかどうかについて見極めるヒントをキャリアカウンセラーがご紹介します。

インターネットでチェックできる、目に見える指標

面接に臨む前に、可能な限りの情報を収集しましょう。インターネット上で得られる目に見える指標として、コーポレートサイトや転職サイトなどに掲載されている社歴(沿革)や理念などが挙げられます。どのような経緯で設立されたのか、経営者のプロフィール(経歴)もよく確認しておきましょう。

また、株主構成も参考にできる場合があります。創業者一族が株の大半を所有している、あるいは創業者が起業して社長をしているいわゆるオーナー(同族)会社であれば、社長の力や考え方が社風に大きな影響を与えます。さらに、事業の判断の意思決定のスピードにも関わってきますので、あらかじめ確認しておくと参考になるでしょう。

最近では、SNSを活用し、企業の勉強会や懇親会などの写真をアップしているところが増えています。面接では会議室にしか入れなかったとしても、SNSの写真から実際に働く様子をより具体的にイメージすることができますし、頻繁に勉強会を開催している、飲み会の写真が多いから社員同士の交流が多いのか、など企業の慣習がわかってくるのです。

面接の場でチェックできること

続いて、面接での社風の見極め方のコツをご紹介します。

まず、面接の受付応対やエントランスなどの雰囲気を注意深く観察しましょう。また、廊下やエレベータなどでその会社の社員とすれ違うチャンスがあれば、表情や何気ない会話などからも会社の雰囲気が伺えるものです。

面接の場では、面接官に質問できる時間がたいていありますので、これだけは確認しておきたいと思う質問をいくつか考えておき、できるだけポジティブな聞き方で質問するとよいでしょう。

社風を見極める上でおススメの質問としては「会社の評価制度についてのこと」「会社のビジョン」などが挙げられます。

たとえば評価制度についてであれば、

「入社後、どのような制度で評価していただけるのでしょうか?」

という質問をし、面接を受けた企業ごとの回答を比較してみるとよいでしょう。比較する中で、業績のみを評価するのか(業績のみが評価対象の場合、個人業績なのかそれともチーム・グループの業績なのか)、それとも目標達成までのプロセスや行動も評価するのかという点について、企業の考え方の違いが出てきます。

会社のビジョンであれば、

「御社の5年先のビジョンと、そのビジョンを達成するために今どのようなことを行っているのかについて教えていただけますか?」という質問をし、中長期的な会社の意向を確認してみるとよいでしょう。もちろん、必ずしも5年先でなくても構いませんが、自身の想定するキャリアプランと合わせ検討することが大切です。

自分を偽らない姿勢も大切

入った後に社風が合わないと後悔するケースには、応募者側の問題もあることを最後に付け加えたいと思います。給与や福利厚生が充実している、やりたいと思っていることが実現しそう……といった条件面を意識するあまり、面接で内定を得ることに神経が行き過ぎてしまっている方をよく見かけます。企業に気に入られようと自分を過剰に偽っている、作りすぎていると感じられることもあります。仮に採用され入社したとしても、「長く働き続けるには難しい」と感じてしまうケースには、面接時の自分自身の演出に原因の一つがあるかもしれません。

給料や業務内容と同じくらい重要といっても過言でない企業の「社風」。次こそは長く働ける企業に転職したい、と考えている皆さんは、ぜひ上記を参考に転職先を選択されることをおススメします。

浅賀 桃子
浅賀 桃子

慶應義塾大学卒業後、ITコンサルティング会社人事などを経てカウンセラーとして独立。2014年ベリテワークス株式会社として法人化。ビジネスパーソンのメンタル不調者やキャリアチェンジに悩む方のケアを中心に、カウンセリング実績5,000名超。予防カウンセリングに強みを持ち、ストレス・メンタルヘルス・キャリアデザインなどのセミナー多数開催。CDA登録キャリア・コンサルタント、メンタルヘルス・マネジメント検定I種、ストレスマネジメントファシリテーターなどの資格を持つ。

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