転職面接で「最後に質問は?」と聞かれたときの効果的な対処方法

「最後に何か質問はありますか?」転職面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問ですが、「何て言えばいいのだろう」と困っている人も多いのではないでしょうか。キャリアカウンセラーの筆者もよく相談されます。今回は、そんなときに効果的ないくつかの方法を紹介しましょう。

聞いている面接官の意図を理解しよう

まず、面接官がこの質問をする意図を理解すると、対処の仕方がわかってきます。これを聞く意味は「応募者が何を考えているのか、自社に対して、この仕事に対してどう思っているのかが知りたい」ということです。「特にありません」では、「この会社や仕事に対して何も思っていません」と言っているのと同じことになってしまいますので、その言い方はしないようにしましょう。

面接前に質問を複数準備しておこう

面接の前に、応募した会社について調べ、質問したいことを3つ以上は準備しておきましょう。1つ、2つでは、面接の会話の中で、すでに答えが出てしまっている場合があるからです。お勧めの質問分野としては、

・事業内容について
例「御社が新しい〇〇分野に力を入れているということをホームページで拝見しました。もう少しその内容について詳しくお聞かせいただけますか?」

・自分が担当する予定の仕事について
例「もし入社しましたら、私が担当する予定の仕事は何人くらいのチームで、どのような形で分担して行っているのでしょうか?」

・将来のキャリアの方向性につい
例「御社では転職で入社された方は多いのでしょうか?数年前に入社された方がどのように仕事を行っていらっしゃるか、参考にお聞かせいただけないでしょうか?」

などがあります。事前に具体的に考えておきましょう。

やってはいけない質問の仕方

反対に、次のような質問はやってはいけないものです。

1.YES/NOで終わるような細かい質問
「御社では、PCの仕様はすでにWindows10に変更になっているのでしょうか?」など詳細に渡るような質問は、そんな細かいことまで気にする人なのか、と思われてしまいますので、避けたほうがよいでしょう。

2.待遇について直接的に聞く質問
「残業は平均して月何時間ぐらいですか?」「月額給与はどのぐらいになりますか?」などの待遇面については、直接的な聞き方をしないほうがよいでしょう。聞きたい場合でも、面接では1つに留め、後は内定をもらった後に確認してください。また、質問の仕方も「私は自活していく必要があるため、年収はどの位を想定しておけばよろしいか、お聞かせ願えますか?」のように熱意を示しながら婉曲的に聞くようにします。

3.面接の会話ですでに説明があったことと同じことを質問
全く同じ内容について質問すると「さっき説明したばかりなのに、話をきいていないのか」と思われてしまいますので、気を付けてください。

どこにでも使える質問、困った時の言い方

最後に、どの応募先の企業にも使えるお役立ちの質問です。「もし、入社させていただける場合、御社での仕事に役立つよう、入社までに準備しておいたほうがよいことがありましたら教えていただけますでしょうか?」この質問は意欲が高いと思ってもらえる可能性大なので、他に思いつかないときなどに活用するとよいでしょう。

また、用意した質問すべての答えが面接の中で説明された場合や、どうしても質問が思いつかないときは、次のように熱意を示して終わりましょう。「いえ、本日のお話をお聞きして大変よくわかりましたので、特にございません。ぜひ入社したいと意欲が高まりました。よろしくお願いいたします」

いかがでしたか?このようにポイントを理解して準備しておけば、大分不安も解消されるのではないでしょうか。ぜひ活用してくださいね。

渡部 幸
渡部 幸

キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、全米NLP協会認定トレーナー、コーチ。アクトクリア代表。青山学院大学卒業後、営業統括、アパレル業人事マネージャーなどを経て独立。就職・転職相談、企業内での相談、企業研修、キャリアデザイン、コミュニケーション力などのセミナーで支援した人はのべ45,000人にのぼる。自身の転職や離婚、不妊治療などの経験も糧に、心理学等のスキルを活用し、モチベーションを保ちながらやりたい仕事を達成する支援力が強み。著書『1週間で面接に自信がつく本(ナツメ社)』『採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する(KADOKAWA)』他。

ご自身のキャリアに悩んだら、
「プロのキャリアアドバイザー」に
ご相談ください(サービスはすべて無料)。

キャリタス転職エージェント会員登録(登録無料)