転職面接で事業内容について意見を求められた時のベストな答え方

転職面接では、応募先企業に関する知識や事業内容について質問をされる場合があります。そこまで深く考えておらず、答えに詰まって焦ってしまった人もいるかもしれませんね。今回は、どのような質問に対してどう答えるのがよいのか、ベストな答え方について例を挙げながら解説していきましょう。


「企業について知っていること」を聞かれたとき

1つめは「弊社についてどれぐらいご存じですか?」と質問されたときの答え方のポイントです。この質問で、面接官はどのようなことを知りたいのでしょうか?大切なのは、質問の意図をしっかりと理解することです。

この質問の意図は、「自社についてきちんと調べてきているか、興味を持ってくれているのかが知りたい」ということ。決して、「いえ、詳しく知っていることはあまりありません。」などと答えてはいけません。

面接の前に、できる限りその企業のホームページをよく読み、企業の経営方針や今後のビジョン、ミッションなどを頭に入れておきましょう。そのうえで、印象に残っている点や自分なりの意見をまとめるなど、準備が必要です。

例えば次のように答えるとよいでしょう。
「御社のホームページを拝見し、お客様の“便利”を作り出すという御社の理念と、社員の皆さんが業務の問題点や改善点を日々提案し続けているという社風を知り、大変興味を持ちました。私も常に問題意識を持ちながら仕事をしたいと思います。」

中には、調べてもWEB上では詳しい情報が見つからなかった場合もあるでしょう。そんなときは、知っている範囲のことを答えたうえで、「○○について分からない点があるのですが、教えていただけますでしょうか?」と逆に質問することで、応募先企業に興味を持っていることをアピールするのも一つの方法です。


事業内容について意見を求められたとき

時には「弊社の事業内容についてどのように思われますか?」「改善したほうがよい点や、新しくこういうサービスがあればよいと思うものはありますか?」とその企業の事業内容についての意見を求められることもあります。

この質問の意図は、「応募者の答えが正しいか、間違っているか」ではありません。応募者が事業内容に関心を持って深く考えたことがあるか、自分なりに意見を伝えることができるかどうかを量るための質問です。

「申し訳ありませんがまだよく分かりません。」「いえ、特に改善したほうがよい点はありません。」などという答えにならないように、事前に応募先企業の事業内容について調べ、答えを1つは考えていくようにしましょう。

また面接官は、答えが単なる批判や批評家に終わらず、自分が当事者として関わる姿勢があるか、仕事と結び付けて考えているかを合わせて知りたいと思っています。

例えば、「貴社のホームページを拝見し、コールセンターへの業務改革企画提案を行っている点に非常に興味を持ちました。ホームページで調べた内容しかまだ存じ上げないのですが、システムや組織の仕組み、環境整備の改革提案を行っているとのことでしたので、今後は人材の採用面や、教育内容、リーダー養成などの改革提案も同時に行っていくと全体的なパッケージで大きな業務改革の成果につながるのでは、と考えました。私は前職でコールセンター業務を行っておりましたので、ぜひその経験を貴社の仕事に活かしていけたらと思っております。」のように、伝えた案と自分の仕事を結び付けて答えられるようにするとよいでしょう。

いかがでしたか?「事業内容なんて分からない。どうしよう?!」と不安に思わなくても大丈夫です。あなたなりにその企業について何を調べたか、考えているかを相手は知りたいのです。

応募先企業がどんな方針で、何のビジネスをどう行っているのかについてしっかり研究し、あなたがそれについてどう思うのか、自分なりの意見を整理しておくことが大切なポイントです。

渡部 幸
渡部 幸

キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、全米NLP協会認定トレーナー、コーチ。アクトクリア代表。青山学院大学卒業後、営業統括、アパレル業人事マネージャーなどを経て独立。就職・転職相談、企業内での相談、企業研修、キャリアデザイン、コミュニケーション力などのセミナーで支援した人はのべ45,000人にのぼる。自身の転職や離婚、不妊治療などの経験も糧に、心理学等のスキルを活用し、モチベーションを保ちながらやりたい仕事を達成する支援力が強み。著書『1週間で面接に自信がつく本(ナツメ社)』『採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する(KADOKAWA)』他。

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